「配達員ってかっこいい。」
そんな風に言われる世の中を創りたい。
これは鯔背屋の強い想いだ。
なんのしがらみもなく、各々の目的のために、自由に働く。
ある者は、夢のため。
ある者は、生活のため。
ある者は、生きがいのため。
様々な背景、想い、目的があるが、その目標に向かって、配達をしている配達員を、僕たちはかっこいいと思っている。
そしてデリバリーをする仕事は、感謝されることも非常に多いし、デリバリー配達員の仕事を、素敵な仕事の1つとして見てくれる方も多い。
ただ、悲しいことに世間では、そうは思っていない意見・考え方・見方をされていることを感じる場面もよくある。
一部のマナーの悪い配達員を切り取って、まるでそれが全てかのような報道の連続。
この前も著名な方が、「配達員が汚いから頼みたくないとかなんとか」って言っていたっけ。
そんな空気感も一部あるせいか、知り合いや注文してくれたお客様からも、下に見られた経験は何度かある。
「あのバッグを背負って、近所を走るのは恥ずかしい(笑)」
「早く持って来いよ。」
もちろん、配達員に対する印象の全てが間違いではないこともわかっている。
ただ、この空気感は変えたい。
配達員になって、楽しく働いている人、夢を描いている人、楽しく笑顔で働けるようになった人がいることを、知っているから。
僕たちだって、配達員という仕事に助けられた。
そして、いま好きなことをやることができる環境と夢を与えてくれた。
「配達員って、かっこいい。」
そんな風に言われる世の中を創ることができたら、多分もっと笑顔の人が増えるだろう。
ロンドンの若者は、政府への不満をパンクロックという音楽に乗せた。
バンクシーは、現代アートに対する価値観への皮肉を絵で表現した。
僕たち「鯔背屋」はアパレルを通じて、配達員の想いや葛藤を表現していきたいと思う。
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